「 "読解力"とは読んで理解する力 」
2019年ビジネス書大賞で大賞だった
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち(著者:新井紀子)」の
表紙帯にもあったフレーズが衝撃です。
” 読解力がない人間は、仕事を奪われる! ”
学習塾としてこのフレーズを目にしておきながら、対策を取らないわけには行きません。
そこで開催したのが今回のイベントです。
今回は国語の講師として20年以上活躍している金澤浩先生をお招きし、
読解力磨きをしていただきました。
イベントの中で読解力とは、
『読んで解く力』ではなく、『読んで理解する力』と金澤先生は仰っています。
毎日できそうなことの例としては
①語彙力・漢字力をつけること。
そうすると情報量が格段に上がるため、
自分がわからない言葉はその都度、意味を調べると良いとのことです。
②線引きをすることもおすすめとのこと。
これは国語の問題に限らず、他の教科に取り組むときにもできます。
子ども新聞や、本などを使って実践してみるのも良いですね。
③『読む』を鍛えるのか『理解する』を鍛えるのか課題を区別すること。
読解力という一括りではなくて、
自分自身の課題を明確にして何から取り組むか決めることが大切とのこと。
最後に金澤先生は、
生活の中で子どもが『自分で決める』ことが実は読解力を育む上で大切だと言っています。
そして親御さんは、子どもが自分で決めたことに対して
『何でそうしたの?』
『どうしてそう思うの?』
と質問するようにすると、自分で考えるようになるのとのことです。
人が書いた文章を人が読んで理解するという読解力のトレーニングには、
人と人による、親子での二人三脚でのトレーニングが重要のようです。
なるほど。
人と人の意思の伝達をスムーズにする読解力。
この辺りにAIにはない、人間らしい仕事が残されている気がします。
※読売・朝日・毎日と新聞社による子ども向けの新聞を各社発行しています。
2019.11.24(sun)
第8弾:「読解力磨き」
金澤 浩 さん
共育コンサルタント/キャリア・アウェイクナー 家庭教育支援グループ Parents’ Pit 主宰
大手学習塾で20年以上国語講師として勤務。難関高校受験指導に携わり、東京学芸大附属・慶應義塾・横浜翠嵐・湘南などに多数合格者を輩出。
受験の合否のみならず、入学後やその後の人生まで見据えた指導に評判が集まり、ラジオやテレビ、WEBメディアなどにも多数出演。
滝口 由香 さん
大和市つきみ野 デコパージュ教室『BONHEURDECO』(ボヌー ルデコ)を主宰。 3歳~約20年程、高座渋谷で過ごす。現在は2 児の子育てをしながら、自宅レッスンを中心に、イベント・出張 レッスンなど幅広く活動中。 光文社VERYミセスCEO2016。
「 "つくる"は個性が出て、楽しい! 」
「デコパージュって知っていますか?」
手芸の一種で、17世紀にイタリアの家具職人 が日本の漆工芸を真似て、
作ったのが始ま りと言われています。
その作り方は至って 簡単で、紙を布を切って貼りつけ、専用の ニスで仕上げるだけ!
簡単でシンプルなの に、とっても楽しいクラフトです。
今回のイベントではそんなシンプルなクラフトを、子どもから大人まで教えて頂きました。
「シンプルなのにみんな違うものが出来上がる」
ここがとっても面白い!
そして子どもだけでなく、大人もとっても夢中になってしまう。
"つくる"って楽しい!
そんな思いを久しぶりに感じたイベントでした!
2019.4.21(sun)
第7弾:「デコパージュマグネットを作ろう!」
森永 康平 さん
株式会社マネネ代表取締役社長CEO。証券会社や運用会社に てアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した 後、複数金融機関にて外国株式事業やラップ運用事業を立ち 上げる。業務範囲は海外に広がり、インドネシア、台湾、マ レーシアなどアジア各国にて新規事業の立ち上げや法人設立 を経験し、各法人のCEOおよび取締役を歴任。現在は法律事 務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFOも兼任している。 日本証券アナリスト協会検定会員。
「”おかね”って何だろう?」大人と子どもが改めて考えて、”おかね”を学ぶ
「私たち日本人が何才まで生きるか知っていますか?」
年々と平均寿命は上がり、私たち日本は世界一の高齢者大国となってきました。同時にそれは、仕事を辞めた後の余生が長くなっていることを示しており、必然的に”お金”が必要になってきます。
「余生の”お金”のこと考えていますか?」
私たち人間は生きるのに必要な「酸素」以外は、ほぼ全て”お金”を介して手に入れています。仕事を辞めて入ってくるお金が少なくなった時、生活費はどうしていくのでしょうか。
このような事実がありながら、学校では”お金”のことはほとんど教えてくれません。
大人も”お金”のことがよくわからないからこそ、とりあえず「お金は貯金しておきなさい」と子どもによく言うのでしょう。
そこで今一度大人から子どもまでが一緒になって、”おかね”について学び直そうといったのが今回のイベントです。ここで”お金”を”おかね”と表現したのは、実際に手に取れる硬貨や紙幣のことだけでなく、”お金”そのものの成り立ちや概念を指したいからです。
当日は、金融教育を事業としている(株)マネネの森永さんをお招きし、子どもたちに向けた”おかね”の歴史から、大人に向けたこれからの”おかね”についてのお話を伺いました。
また、お金を奪うことを狙った詐欺から身を守れたり、お金を使ってお金を増やす方法(投資など)もあるなど、「”おかね”の知識は、防御や攻撃の道具にもなる」と言う話もしてくださいました。
会の最後にはお金について考える場として、sli.do.(匿名チャットツール)を使いながら、大人から子どもまでが気兼ねなく森永さんと質疑応答できる時間も設けました。
すると、出るわ出るわの質問の嵐(笑)
みんなやっぱりお金について不明な部分が多いんだなぁと改めて確認できたため、今後もrootとしては”おかね”について学ぶ場の提供は必要だと感じております。
そこで、、、第2段も企画中ですので、ぜひご参加下さい!